どうも。
旅行や出張が多い人の間で人気を集めている「トラベルルーター」という機器がある。
ホテルや空港の公衆Wi-Fiを安全に利用したり、VPNや広告ブロックを一括管理したりできる、小型のネットワーク機器だ。
当初は「旅行者向けの便利グッズ」くらいに考えていたのだが、調べていくうちに、これは単なる旅行用品ではなく、普段の外出時にも活用できる可能性があることに気づいた。
特に私のように、GrapheneOSを導入したスマホや複数端末を使い分け、VPNやセキュリティを重視している人間にとっては、想像以上に面白い製品かもしれない。
今回は、GL.iNet製トラベルルーター3機種を比較しながら、「旅行用」としてだけでなく、「日常の外出用通信ハブ」として使えるのかを検討してみた。
初心者向けに一言でまとめると、「Beryl 7は、公衆Wi-FiやホテルのWi-Fiを安全に使ったり、スマホの回線を複数人で共有したり、VPNや広告ブロックをルーター側で一括管理できる“持ち運べる小型ルーター”」です。
Beryl 7とは?
Beryl 7(GL-MT3600BE)は、中国のネットワーク機器メーカー GL.iNet が発売した小型ルーターです。
特徴は、
- 手のひらサイズ
- Wi-Fi 7対応
- OpenWrt搭載
- VPN対応
- USBテザリング対応
- 広告ブロック対応
- ゲストWi-Fi対応
という「全部入り」の旅行用・出張用ルーターです。
何が便利なの?
例えばこんな場面です。
ホテルのWi-Fi
普通
ホテルWi-Fi
↓
スマホ
↓
ノートPC
Beryl 7を使うと
ホテルWi-Fi
↓
Beryl 7
↓
スマホ
↓
ノートPC
↓
タブレット
になります。
端末が直接ホテルWi-Fiにつながらないため、セキュリティが向上します。
初期設定は超簡単
電源を入れる → スマホでQRコードを読む → 管理者パスワード設定 → Wi-Fiパスワード設定 → 終了
これだけです。
初心者でも数分で終わります。
インターネット接続方法は3種類
① 公衆Wi-Fiを利用
カフェ、ホテル、空港、会議室、などのWi-Fiを中継できます。
公衆Wi-Fi
↓
Beryl 7
↓
自分の機器
という形になります。
② 有線LANをWi-Fi化
ホテルや会議室によっては、LANケーブルのみの場合があります。
そんなときは
LAN
↓
Beryl 7
↓
Wi-Fi
に変換できます。
スマホやタブレットでも利用可能です。
③ スマホのUSBテザリング
例えば
- 楽天モバイル
- 日本通信
- ahamo
などのSIMが入ったスマホをUSB接続すると
スマホ
↓
USB
↓
Beryl 7
↓
複数機器
になります。
USBテザリングの意外なメリット
通常、iPhoneやAndroidは、同時接続5~15台程度の制限があります。
しかし、
スマホ
↓
Beryl 7
↓
10台以上の機器
という形になるため、スマホ側から見るとBeryl 7が1台だけ接続している状態になります。
複数人で回線共有するときに便利です。
VPNをルーターで管理できる
これがかなり大きな特徴です。
通常は
スマホ
VPN設定
PC
VPN設定
タブレット
VPN設定
が必要です。
しかしBeryl 7なら
Beryl 7
↓
VPN接続
↓
全端末
になります。
一度設定すれば、
接続した機器すべてがVPN経由になります。
対応例
など。
広告ブロック機能が便利
Beryl 7にはAdGuard Homeが搭載されています。
有効化すると
ルーター
↓
広告を遮断
↓
スマホ
PC
タブレット
になります。
つまり、各端末に広告ブロッカーを入れなくても、Beryl 7につながっている機器全部で広告を減らせます。
メリット
- 通信量削減
- 読み込み高速化
- 悪質広告対策
- スマホの設定不要
ゲストWi-Fi機能
例えば
- 知人
- 来客
- 会議参加者
にWi-Fiを貸したい場合。
普通は自宅Wi-Fiを教えることになります。
しかしBeryl 7ならメインWi-FiとゲストWi-Fiを分離できます。
来客が接続しても、自分の端末やNASにアクセスできません。
ペアレンタルコントロール
特定端末だけ
- YouTube禁止
- SNS禁止
- 夜10時以降利用禁止
なども可能。
家庭で子ども向けに使う場合に便利です。
OpenWrt搭載がすごい
普通のモバイルルーターはメーカーが用意した機能のみです。
しかしBeryl 7はOpenWrt公式サイトを搭載。
つまり、Linuxベースの高機能ルーターとして使えます。
上級者なら
- WireGuard
- VLAN
- DNS制御
- Firewall強化
- 広告ブロック
- ログ監視
なども可能です。
あなたの用途だとどうか?
僕の場合、
- 日本通信SIM
- Mullvad VPNやProton VPN利用
- OpenWrtに興味あり
- GrapheneOS運用中
という環境なので、正直かなり相性が良い機種です。
特に
スマホ
↓
USBテザリング
↓
Beryl 7
↓
PC・タブレット・サブスマホ
という使い方が便利です。
また、
ホテルWi-Fi
↓
Beryl 7
↓
VPN
↓
全端末
という運用も簡単にできます。
結論
Beryl 7は、「持ち運べるOpenWrtルーター」と考えると分かりやすいです。
一般的なポケットWi-Fiとは違い、
- 公衆Wi-Fiの安全化
- VPN一括管理
- 広告ブロック
- USBテザリング共有
- ゲストWi-Fi
- OpenWrt拡張
までできるため、旅行・出張・ノマド・セキュリティ重視ユーザーにはかなり魅力的な製品です。
特にOpenWrtに興味がある人にとっては、「難しい設定なしで使えるOpenWrt入門機」としても面白い1台だと思います。

ChatGPTに疑問点を聞いた。
Beryl 7は「ポケットWi-Fi」ではなく、「トラベルルーター(モバイルルーター)」です。
つまり、
- SIMを挿せない
- バッテリーを内蔵していない
- 単体ではインターネットにつながらない
という特徴があります。
電源はどうするの?
USB-C給電です。
例えば、
モバイルバッテリー
↓
USB-C
↓
Beryl 7
や
スマホ充電器
↓
USB-C
↓
Beryl 7
で動きます。
外出先なら?
例えばホテルでは
コンセント
↓
Beryl 7
↓
ホテルWi-Fi
↓
自分の機器
です。
カフェや新幹線なら?
モバイルバッテリーを使います。
例えば
- 10000mAh
- 20000mAh
のモバイルバッテリーに接続。
モバイルバッテリー
↓
Beryl 7
↓
スマホ
PC
という運用です。
消費電力はそこまで大きくないので、10000mAhでも数時間~十数時間程度は使えます。
USBテザリング運用の場合
僕向きなのはこれです。
日本通信SIM入りGalaxy A25
↓ USB
Beryl 7
↓
ノートPC
↓
タブレット
↓
GrapheneOS
ただし、スマホ → Beryl 7へUSBテザリングと、モバイルバッテリー → Beryl 7へ給電を同時に行う必要があります。
TP-Link M7450との違い
以前検討されていた TP-Link M7450 は、
SIM
↓
M7450
↓
Wi-Fi
で動きます。
さらに、
- バッテリー内蔵
- 単体動作
- ポケットWi-Fiそのもの
です。
一方Beryl 7は、
回線(スマホ・ホテルWi-Fi・有線LAN)
↓
Beryl 7
↓
Wi-Fi
なので役割が違います。
どちらが僕向き?
今の環境なら、通信費を安くしたい → M7450系
OpenWrtやVPNや広告ブロックを使いたい → Beryl 7
セキュリティ重視 → Beryl 7
持ち運び重視 → M7450 です。
個人的には、僕はすでに
- Galaxy A25 5G
- POCO M7 Pro 5G
- iPhone 12 mini
- Pixel 7a(GrapheneOS)
- redmi 12 5G
- 日本通信SIM
- VPN利用
という環境なので、「SIM入りスマホ+Beryl 7」の方が、単なるポケットWi-Fiより面白く、できることもかなり増えると思います。
特にホテルや公衆Wi-Fiを使う機会があるなら、Beryl 7の価値は高いですね。

僕が購入を検討している3機種についてChatGPTに聞いた。
3機種とも「似ているけど、実は狙っている層が違う」タイプです。
価格・VPN速度・有線ポート・OpenWrt拡張性・初心者向け度で整理します。
結論から言うと、僕が買うなら真ん中の「Beryl AX / GL-MT3000」が一番バランス良いです。
Beryl 7は高性能だが高い。Opalは安いが、VPN速度や性能に余裕が少ないです。
¥22,199 高性能で信頼性のあるルーター、最強性能タグ付き。
¥16,899 バランス重視の人気モデル、信頼のブランド。
¥6,899 格安入門に最適、レビュー高評価のコスパ良しモデル。
3機種の比較表
| 項目 | Beryl 7 / GL-MT3600BE | Beryl AX / GL-MT3000 | Opal / GL-SFT1200 |
|---|---|---|---|
| 価格目安 | 22,199円 | 16,899円 | 6,899円 |
| 位置づけ | 最新・高性能 | 中級・本命 | 格安・入門 |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
| 無線速度 | 688Mbps + 2882Mbps | 574Mbps + 2402Mbps | 300Mbps + 867Mbps |
| VPN速度 | WireGuard最大1100Mbps / OpenVPN-DCO最大1000Mbps | WireGuard最大300Mbps / OpenVPN最大150Mbps | WireGuard最大65Mbps / OpenVPN最大12Mbps |
| 有線ポート | 2.5GbE ×2 | 2.5G WAN + 1G LAN | 1G WAN + 1G LAN×2 |
| USB | USB 3.0 | USB 3.0 | USB 2.0 |
| OpenWrt系 | OpenWrtベース | OpenWrt 21.02ベース | OpenWrt 18.06ベース |
| 電源 | USB-C / PD対応 | USB-C 5V/3A | USB-C 5V/3A |
| 重量 | 205g | 196g | 145g |
| 同時接続目安 | 120台以上 | 70台以上 | 52台 |
| 初心者向き | △ 高機能すぎる | ◎ ちょうどいい | ○ 安いが性能控えめ |
| 僕向き | ○ 予算に余裕なら | ◎ 最有力 | △ 実験用なら |
Beryl 7は、Wi-Fi 7、2.5Gポート2つ、WireGuard最大1100Mbps、OpenVPN-DCO最大1000Mbps、PD給電対応というかなり強い仕様です。
公式でもGL.iNetのトラベルルーター内で最速級のVPN性能と説明されています。
一方、Beryl AXはWi-Fi 6、2.5G WAN、1G LAN、USB 3.0、WireGuard最大300Mbps、OpenVPN最大150Mbpsで、価格と性能のバランスがかなり良いです。
公式仕様でもUSB 3.0、OpenWrt、AdGuard Home、VPN Client/Server対応が確認できます。
Opalは安いですが、WireGuard最大65Mbps、OpenVPN最大12Mbpsなので、VPN常用にはやや弱いです。
軽い旅行用、USBテザリング用、リピーター用なら十分ですが、本格セキュリティ運用には余裕が少ないです。
それぞれ向いている人
Beryl 7が向いている人
これは「最強寄り」です。
向いているのは、
- 最新機種が欲しい人
- Wi-Fi 7を試したい人
- VPN速度をかなり重視する人
- 2.5GbEポートを2つ使いたい人
- NAS、ミニPC、有線LANも高速化したい人
- 出張先・ホテル・会議室で複数人に配りたい人
- 価格より性能を優先する人
です。
逆に、初心者が「とりあえずUSBテザリングをWi-Fi化したい」だけなら、少しオーバースペックです。
僕で言えば、将来的にOpenWrt・VPN・AdGuard・有線2.5G・複数端末分離までガッツリやるならあり。
Beryl AXが向いている人
これが一番おすすめです。
向いているのは、
- スマホのUSBテザリングを安定して使いたい人
- 楽天モバイルや日本通信SIMをルーター化したい人
- 公衆Wi-Fiを直接使うのが不安な人
- VPNをルーター側でまとめたい人
- AdGuard Homeで広告ブロックしたい人
- OpenWrtを触りたいが、ガチ改造は怖い人
- 価格と性能のバランスを取りたい人
です。
僕はここにかなり該当します。
Galaxy A25 5GやPixel 7a、POCO M7 Pro 5G、ノートPCなど複数端末を使い分けていて、VPN・セキュリティ・OpenWrt・通信分離に関心があるので、Beryl AXが一番“現実的な本命”です。
Opalが向いている人
これは「安く試したい人」向けです。
向いているのは、
- まずGL.iNetを試したい人
- 旅行先でホテルWi-Fiを中継したい人
- スマホUSBテザリングを簡単にWi-Fi化したい人
- VPN速度はそこまで要らない人
- 予算をかなり抑えたい人
- サブ機・実験機として使いたい人
です。
ただし、OpenWrt 18.06ベースで古め、USB 2.0、VPN速度も低めなので、セキュリティ本命機として買うなら少し弱いです。
僕への結論
一番おすすめは、GL-MT3000 / Beryl AXです。
理由はこれです。
安すぎず
高すぎず
VPNも十分速く
USBテザリングも使え
AdGuard Homeも使え
OpenWrt入門にもなる
Beryl 7は魅力的ですが、22,199円出すなら「2.5Gポート2つ」「VPN爆速」「Wi-Fi 7」が本当に必要かを考えたいところです。
僕の用途が、スマホUSBテザリング・VPN・広告ブロック・端末分離・公衆Wi-Fi対策なら、Beryl AXでほぼ足ります。
Opalは安いですが、僕の場合は後から「もっと性能欲しかった」となりそうです。
なので、買う順番としては、
本命:Beryl AX
予算余裕あり:Beryl 7
安く試すだけ:Opal
です。

ChatGPTにさらに聞いた。
その使い方まで具体的に決まっているなら、評価が少し変わります。
結論から言うと、その運用ならBeryl AX(GL-MT3000)で十分です。
むしろ僕の用途だと、Beryl 7の強みをほとんど使い切れません。
あなたの想定構成
Pixel 7a (GrapheneOS)
日本通信SIM 20GB
↓ USBテザリング
Beryl AX
↓ Wi-Fi
Galaxy A25 5G
(メイン利用)
iPhone 12 mini
(予備)
さらに
モバイルバッテリー
↓
Beryl AX
ですね。
バッグの中に
- Pixel 7a
- Beryl AX
- モバイルバッテリー
を入れっぱなし。
手元では
- Galaxy A25 5G
だけを使う。
これは割と理にかなっています。
セキュリティ面
実はこの運用、GrapheneOSの思想とも相性が良いです。
普段使うGalaxy A25はインターネット利用端末になり、Pixel 7aは通信基盤になります。
つまり
SIM
電話番号
SMS
GrapheneOS
を持つ本体をバッグに隠せる。
これは地味に強いです。
あなたが得られるメリット
① Pixelの電池消耗を減らせる
今後、Pixel 7a → 常時テザリングになりますが、画面をほぼ使わないため、意外と電池消耗は少ないです。
② Galaxy A25が使いやすい
Galaxy A25は
- バッテリーが大きい
- 画面が大きい
- microSD対応
です。
外出先で
- ブラウジング
- Kindle
- ChatGPT
- YouTube
をするには快適です。
③ VPN一括管理
例えばMullvad VPN をBeryl AXに設定すると、
Galaxy A25
iPhone
PC
全部がVPN経由になります。
端末ごとの設定不要です。
④ 公衆Wi-Fi対策
ホテルやカフェで
公衆Wi-Fi
↓
Beryl AX
↓
VPN
↓
Galaxy
が可能。
これはかなり便利です。
Beryl 7との差
正直、あなたの構成だと
Beryl 7の強み
- Wi-Fi 7
- VPN 1100Mbps
- 2.5GbE×2
- 120台接続
がほぼ不要です。
なぜなら、日本通信SIMの4G/5Gがボトルネックだからです。
仮に 日本通信 50Mbpsしか出ていなければ、Beryl AXのVPN速度300Mbpsでも余裕です。
むしろ重要なのはUSBテザリングの安定性、AdGuard Home、VPN、OpenWrt、小型軽量です。
ここはBeryl AXで十分。
私ならどうするか
僕の現在の状況
- GrapheneOS運用中
- MullvadやProton VPN利用
- 端末分離重視
- 外出時は複数端末
- 日本通信20GB
- コスパ重視
を考えると、
第一候補
GL.iNet GL-MT3000 (Beryl AX)
第二候補
GL.iNet GL-MT3600BE (Beryl 7)
です。
Beryl 7は悪くありません。
ただ、5,300円差で得られる性能が、僕の現在の運用ではほぼ活きないというのが正直なところです。
なので、「セキュリティ重視の外出用通信ハブ」として使うなら、Beryl AXが最もコストパフォーマンスが高い選択だと思います。
調べる前は、「トラベルルーター=旅行者向けのニッチな機器」という印象だった。
しかし実際には、公衆Wi-Fi対策、VPNの一括管理、広告ブロック、USBテザリングの効率化、端末分離といった機能を考えると、むしろセキュリティを重視する人ほど恩恵を受けやすい製品だと感じた。
もちろん、誰にでも必要な機器ではない。
スマホ1台しか持たず、VPNも使わず、公衆Wi-Fiも利用しないのであれば不要だろう。
一方で、複数端末を持ち歩き、スマホ回線を活用しながら、安全性や管理のしやすさを重視する人にとっては、想像以上に価値がある。
旅行用品として見るか、日常の通信インフラとして見るか。
その視点によって、この小さな箱の評価は大きく変わるのかもしれない。
ここで私は、GL.iNetのBeryl AXの購入を真剣に検討していた。
しかし、よく考えてみると一つ気になる点があった。
仮にPixel 7a(GrapheneOS)でテザリングを行う場合、テザリング機能は所有者(Owner)プロファイルでなければ利用できない。
私はGrapheneOSを使う際、所有者プロファイルにはSMS受信や電話機能を集約し、それらがゼロクリック攻撃の入口になり得ることを警戒していた。
そのため、普段は所有者プロファイルを起動した後、すぐに別のプロファイルへ移動して運用している。
ところが、テザリングを利用するとなると、所有者プロファイルを長時間動かし続けることになる。
ChatGPTに相談したところ、「実際には問題ない可能性が高い」と説明されたが、それでも私の不安は完全には消えなかった。
その結果、Beryl AXの購入は見送ることにした。
そもそもの目的は、外出時にスマホ2台――iPhone 12 mini(日本通信1GB契約)とGalaxy A25 5G(SIMカードなし)――を、日本通信20GB契約の回線で利用できるようにすることだった。
しかしBeryl AXは16,899円と決して安くない。
さらに、テザリング運用に対するゼロクリック攻撃への心理的な不安も残っていた。
そこで私は別の選択肢を採ることにした。
NEC Aterm MP02LNというモバイルルーターをメルカリで購入したのである。
価格は4,500円。しかも新品未使用品で、バッテリーが2個付属していた。
後で調べたところ、Amazonでも新品が5,790円で販売されていたため、価格的にも悪くない買い物だったと思う。
このモバイルルーターはNanoSIMカードに対応している。
無線LANのセキュリティ規格はWPA2-PSK(AES)であり、最新のWPA3に対応していない点は少し不満だった。

それでも、Pixel 7a、iPhone 12 mini、Galaxy A25 5Gの3台を接続できるようになるメリットの方が大きいと判断した。
もちろん欠点もある。
外出するたびに、Pixel 7aに入っている日本通信のSIMカードをモバイルルーターへ差し替えなければならない。
しかし私の場合、外出頻度は月に数回程度である。
毎日行う作業ではないため、十分許容範囲だと考えた。
そして何より大きいのは、これによってテザリング時のゼロクリック攻撃を心配する必要がなくなったことである。
また、使わないスマホは基本的に機内モードで運用しているため、余計な通信を減らし、リスクも下げられる。
さらに、iPhone 12 miniにはLINEとメルカリが入っている。
私は外出時にLINEをそれなりの頻度で利用するが、契約しているのは日本通信の1GBプランである。
そのため、これまでは常に通信量不足への不安があった。
しかし今後はモバイルルーター経由で通信できるため、その不安もかなり軽減されそうだ。
加えて、日本通信20GBプランは毎月6GB程度しか使っておらず容量が余り気味だった一方、iPhone 12 miniの日本通信1GBプランは常にギリギリで、通信量を気にしながら使う状態だった。
つまり、片方は余り、片方は不足気味という不均衡があったのである。
今回モバイルルーターを導入したことで、余っていた20GB回線を有効活用できるようになり、この不均衡も解消されそうだ。
急な外出の予定が入った場合でも、通信量を気にせず対応できる。
高価なBeryl AXを購入せずとも、自分の用途に合った形で外出時の通信環境を整備できたのは大きな収穫だったと思う。

