どうも。
突然ですが、僕は恋愛や結婚にも、ある程度の「法則」があると考えています。
もちろん、人間関係は物理法則のように100%同じ結果になるものではありません。人には感情があり、価値観も違いますし、偶然もあります。
それでも、多くの恋愛や結婚を眺めていると、かなり繰り返し現れるパターンがあります。
その中心にあるのが、「人は、自分と総合的な魅力が釣り合う相手と結ばれやすい」という法則です。
ただし、ここでいう「魅力」は単純な顔面偏差値や年収だけではありません。
外見、経済力、年齢、性格、知性、コミュニケーション能力、健康、社会的地位、職業、家柄、趣味、価値観など、さまざまな要素を合わせた総合的な魅力です。
さらに重要なのは、この魅力には「客観的な市場価値」と「相手から見た主観的な価値」があり、その二つは必ずしも一致しないということです。
ここに恋愛・結婚市場の面白さがあります。
この記事では、恋愛・結婚を一つの市場として考えながら、僕なりにその法則を整理してみます。
1 基本法則――人は総合的な魅力が釣り合う相手と結ばれやすい
まず、一番重要な法則です。
長期的な恋愛や結婚では、総合的な魅力が大きく離れた二人より、ある程度釣り合った二人の方が成立しやすい。
これは市場として考えると分かりやすいです。
仮に、ある人が恋愛・結婚市場で非常に多くの異性から求められる人だったとします。
その人には、多くの選択肢があります。
すると普通は、その中から自分にとって魅力の高い相手を選びます。
わざわざ大幅に条件の悪い相手を選ぶには、何らかの理由が必要です。
だから、90点の人は90点前後の人と結ばれやすく、60点の人は60点前後の人と結ばれやすい。
もちろん、この点数は説明のための比喩です。
人間を厳密に点数化できるわけではありません。
ただ、恋愛・結婚市場において「ある程度の釣り合い」が生じるという考え方です。
2 ただし、魅力は一つの数字ではない
ここが重要です。
「90点の人」「70点の人」と表現すると、あたかも人間に一つの絶対的な点数が存在するように見えます。
しかし実際には、魅力は複数の要素で構成されています。
たとえば男性なら、
- 経済力
- 外見
- 年齢
- 性格
- 知性
- コミュニケーション能力
- 社会的地位
- 職業
- 健康
- 家柄
などがあります。
女性側にも、
- 外見
- 年齢
- 性格
- 知性
- コミュニケーション能力
- 経済力
- 職業
- 社会的地位
- 健康
- 家柄
などがあります。
そして、人によって何を重視するかは違います。
たとえば、経済力90・外見40の男性 と、 外見90・経済力40の女性 がいたとします。
男性が女性の外見を強く求め、女性が男性の経済力を強く求めるなら、二人の間では交換が成立します。
つまり恋愛・結婚では、同じ魅力を持っている必要はありません。
必要なのは、「自分が提供できるもの」と「相手が欲しがっているもの」が噛み合うこと です。
これを僕は魅力の補完法則と考えます。
3 法則その2――客観的魅力と主観的魅力は違う
次に重要なのが、「客観的魅力」と「主観的魅力」のズレ です。
たとえば、周囲から見ればかなり魅力的な人なのに、本人は自分に自信がなく、「自分なんて大したことがない」と思っている場合があります。
逆もあります。
客観的には普通なのに、本人は「自分はかなりモテる」と思っているケースです。
このズレが恋愛市場を大きく動かします。
客観的に70点でも、自分を50点だと思っている人は、50点程度の相手でも十分魅力的だと思うかもしれません。
逆に、客観的には50点でも、自分を70点だと思っている人は、70点以上ばかりを追いかけ、なかなか成立しません。
つまり、婚活では自分の自己評価が現実からズレているほど苦戦しやすい。
これはかなり重要な法則だと思います。
4 格上婚は「点数差」ではなく「評価のズレ」から生まれる
では、世間から見ると、「なぜこの二人が結婚したのだろう?」と思うような組み合わせは、なぜ起きるのでしょうか。
僕はそこには必ず何らかのズレがあると考えます。
たとえば、
- 本人の自己評価が低かった
- 世間では評価されていない魅力を相手が高く評価した
- 出会いの人数が少なかった
- タイミングが合った
- 特殊な趣味や価値観が一致した
- 将来性を早く見抜いた
- その人にしかない希少な魅力を持っていた
などです。
つまり、一見すると70点の人が90点の人と結婚したように見えても、その90点の人から見ると、70点の人が自分にとって90点だった という可能性があります。
ここは非常に大事です。
格上婚とは必ずしも、「自分より上の人を騙して獲得すること」ではありません。
むしろ、「一般市場では高評価の相手が、自分の持つ特殊な魅力だけを非常に高く評価する」という組み合わせを見つけることなのです。
5 法則その3――恋愛では「市場」を変えると価値が変わる
恋愛・結婚では、自分自身を変える以外にも重要な方法があります。
それが、自分に有利な市場へ移動すること です。
たとえば、女性が極端に少ない理系職場に女性が入れば、女性一人あたりの希少性は高まります。
逆に、女性が多い職場や学部に男性が入れば、男性側の競争率は下がる可能性があります。
これは本人の魅力そのものが上がったのではありません。
市場環境が変わったのです。
同じ人でも、
男女比
年齢層
職業
地域
趣味コミュニティ
学校
職場
などによって、評価は変わります。
したがって婚活では、「自分を磨く」だけではなく、「自分が高く評価される場所を選ぶ」という発想が重要になります。
これは仕事にも似ています。
同じ能力でも、業界を変えれば年収が大きく上がることがあります。
恋愛でも同じです。
6 法則その4――出会いの数が選択肢を決める
次に、出会いの数です。
恋愛・結婚では、世界中の異性から自由に選べるわけではありません。
実際には、
- 同じ学校
- 同じ職場
- 同じ地域
- 友人の紹介
- マッチングアプリ
- 趣味のコミュニティ
など、限られた範囲から選びます。
つまり、非常に魅力的な人でも出会いが少なければ、選択肢は少なくなります。
逆に、平均的な魅力でも大量の異性と出会えば、自分に非常に合う相手と遭遇する確率は上がります。
したがって、結婚相手の質は、自分の魅力だけではなく、出会いの母数にも左右される。
これを出会い母数の法則と呼べます。
7 法則その5――結婚はタイミングで決まる
恋愛・結婚では、能力や魅力だけでは説明できないことがあります。
それがタイミングです。
非常に相性の良い二人でも、一方に恋人がいれば成立しません。
仕事が忙しすぎる時期なら、恋愛どころではないかもしれません。
結婚したいと思っている時期がズレていれば成立しません。
逆に、「そろそろ結婚したい」と思っている二人が偶然出会い、価値観も合えば、一気に結婚まで進むことがあります。
つまり、恋愛は魅力のゲームであると同時に、タイミングのゲームでもあります。
後からもっと魅力的な人が現れて、「私の方が条件が良い」と言っても、すでに結婚していれば遅いのです。
先に関係が成立したからです。
8 青田買い戦略――完成品ではなく「伸びる人」を見る
ここから婚活戦略の話になります。
多くの人は、婚活で「完成品」を探します。
高収入
高学歴
安定した仕事
コミュ力が高い
見た目も良い
といった、すでに市場価値が高くなった人です。
しかし当然、そのような人にはライバルも多い。
そこで考えられるのが、将来伸びる人を早めに見つけるという青田買い戦略です。
ただし、「私が育てればいい」と考えるのは危険です。
人は他人の力だけではなかなか変わりません。
むしろ重要なのは、すでに自力で成長している人を早期に見抜くこと です。
たとえば、
- 継続的に勉強している
- 資格取得などの実績がある
- 所得が年々上がっている
- 転職や昇進を実現している
- 貯蓄習慣がある
- 約束を守る
- 向上心がある
- 口だけではなく実際に行動している
といった人です。
これは「将来ビッグになる」と言っているだけの人とは違います。
青田買いで見るべきなのは、夢ではなく、成長率と実行履歴 です。
9 恋愛では「主観的魅力を上げる技術」も存在する
恋愛では、実際の能力だけでなく、どう見せるか も重要です。
服装
話し方
姿勢
自信
コミュニケーション
相手を楽しませる能力
などです。
こうしたものによって、相手から見た主観的魅力は変わります。
ただし、ここでは二つを区別した方がいいです。
一つは、本当に魅力を高めること。
もう一つは、魅力があるように偽装すること。
前者は合理的な自己改善です。
後者は長期的には危険です。
年収を偽る、モテているように見せる、存在しない実績を語るなどは、短期恋愛では通用しても、結婚生活ではいずれ露呈します。
したがって、結婚市場では、演出より実力の比重が高くなる と考えた方がいいでしょう。
10 法則その6――一時的な弱さを狙う関係は長続きしにくい
失恋直後など、自己評価が下がる時期があります。
この時期には、本来なら選ばない相手を選ぶこともありえます。
一見すると格上の相手と付き合えるチャンスにも見えます。
しかし、これは長期戦略としては危険です。
自己評価が回復したとき、「なぜ自分はこの人を選んだのだろう」と再評価される可能性があるからです。
したがって、長期的な結婚を狙うなら、相手の一時的な弱さを利用するより、自分にしかない魅力を評価してくれる相手を探す方が良い。
これが安定します。
11 法則その7――婚活には「探索コスト」がある
ここは非常に重要です。
婚活では、「もっと良い人がいるかもしれない」と永遠に探すこともできます。
しかし、人間には時間があります。
探し続けるほど、
- 年齢を重ねる
- 時間を使う
- 金を使う
- 精神的に疲れる
- 良い相手を逃す
というコストが発生します。
したがって婚活は、最高の相手を探すゲームではありません。
本質的には、「十分に良い相手を見つけたとき、探索を終了できるか」というゲーム でもあります。
100点を探し続けて誰とも結婚しない人より、80点で十分だと判断し、相性の良い相手と関係を深める人の方が結果的に幸福になることもあります。
12 結婚すると「市場価値」以外の価値が生まれる
結婚後には、さらに面白い現象が起こります。
付き合い始めた時点では存在しなかった、
- 共通の思い出
- 信頼
- 子供
- 共通の友人
- 生活習慣
- 家
- 資産
- 家族同士の関係
などが積み重なっていきます。
これらは、別の相手にはそのまま移せません。
つまり、結婚生活が続くほど、その二人だけの関係資産 が増えていくのです。
すると、後から市場価値の高い異性が現れても、単純に乗り換えるメリットは小さくなります。
結婚とは、相手を選ぶだけではありません。
選んだ後に二人で価値を作る行為 でもあるのです。
13 恋愛市場と結婚市場は違う
最後に、恋愛市場と結婚市場は分けて考えた方がいいです。
短期的な恋愛なら、
外見
性的魅力
会話力
刺激
などが大きな比重を占めるでしょう。
しかし長期交際になると、
性格
信頼性
価値観
生活習慣
が重要になります。
さらに結婚となると、
経済力
仕事
家族関係
子供観
健康
住む場所
生活能力
なども加わります。
つまり、関係が長期化するほど評価項目が増える のです。
だから、「恋愛では非常にモテるが結婚相手としては選ばれにくい人」もいれば、「若い頃はモテなかったが、結婚相手としては非常に人気がある人」も存在します。
恋愛・結婚の法則をまとめる
ここまでをまとめると、恋愛・結婚には次のような法則があると僕は考えます。
第1法則:人は総合的な魅力が釣り合う相手と結ばれやすい。
第2法則:魅力は一つの点数ではなく、複数の要素の交換で成立する。
第3法則:客観的魅力と主観的魅力のズレが恋愛市場を動かす。
第4法則:自分を変えなくても、自分が高く評価される市場へ移れば有利になる。
第5法則:出会いの数が増えるほど、自分に合う相手と遭遇する確率は高くなる。
第6法則:恋愛・結婚は魅力だけでなくタイミングにも大きく左右される。
第7法則:完成品を狙うより、成長する人を早く見つける戦略もある。
第8法則:一時的な主観評価の低下を利用した関係は、長期的には不安定になりやすい。
第9法則:婚活には探索コストがあり、最高の相手を探し続けることが必ずしも最適ではない。
第10法則:結婚後は二人だけの関係資産が蓄積し、市場価値だけでは測れなくなる。
結論――「格上を狙う」より「自分と交換価値が合う相手を探す」
婚活というと、「どうすれば格上と結婚できるか」と考えがちです。
しかし、もっと本質的なのは、自分が持っているものを高く評価してくれる相手を探すこと だと思います。
世間では90点の人でも、自分には50点にしか見えないことがあります。
逆に、世間では70点の人でも、自分にとっては95点ということもあります。
だから恋愛・結婚では、社会全体から見た順位だけを競う必要はありません。
自分の魅力を上げる。自分に有利な市場へ行く。出会いを増やす。
将来性を見る。相手が何を求めているかを見る。
そして、自分が十分に良いと思える相手に出会ったら、いつまでも「もっと上がいるかもしれない」と探し続けない。
このあたりが、現実的な婚活の極意ではないでしょうか。
結局、恋愛・結婚とは、「一番価値の高い人を奪い合う競争」ではなく、「自分と相手の価値が最もうまく噛み合う場所を探すゲーム」なのだと思います。

