限定公開コンテンツ 世の中では、問題が起きたあとに鮮やかに解決する人が「有能な人」として評価されやすい。 大きなトラブルを収拾した。窮地から逆転した。誰も解決できなかった問題を解決した。 派手だし、分かりやすい。 しかし僕は、ずっと別のところに本当の差があると思っていた。 世の中には、なぜか大きな問題に何度も巻き込まれる人がいる一方で、そもそも致命的な問題がほとんど起きない人がいる。 これは単なる運の差なのだろうか。 そして厄介なのは、後者の能力はほとんど人から見えないことである。 何も起きなければ、何もしていないように見えるからだ。 さらにこの問題について考え続けていくと、「慎重に準備しましょう」という程度の話では終わらなくなった。 経験していないことを、どう判断するのか。 なぜ入念に準備しても、人間は想定外を見落とすのか。 問題が起きてから戦う人と、問題そのものを遠ざける人では何が違うのか。 そして最終的には、仕事、金、人間関係、競争、さらには「どういう人生を選べば、そもそも消耗しなくなるのか」というところまでつながっていった。 僕自身、何年も前から考えていたことが、最近になってようやく一本の線になった感覚がある。 しかも、その先に見えてきたのは「もっと頑張る」という答えではなかった。 むしろ、ほとんど逆だった。 問題解決能力よりも、さらに上流にある能力とは何なのか。 そして、人生から面倒な問題を一つずつ消していった先には、どんな生き方が残るのか。 ここから先は、その話を書いてみたい。 Enter your password 解除する